笠木(かさぎ)とは、ベランダやバルコニー、階段の手すりなど、建物の外壁の上部に設置される仕上げ材のことです。
笠木の役割としては、雨水が壁の中に入り込むのを防ぐ防水性、外壁の劣化を遅らせ建物を寿命を延ばす耐久性などが挙げられます。
笠木の種類はガルバリウム鋼板・鉄・アルミなどがあり、フラットな形状や曲線状の形状などさまざまな種類があります。
笠木は雨風にさらされるため、経年劣化により錆びたりヒビ割れたりすることがあります。このようなトラブルが発生した場合は修理交換を行う必要があります。
ベランダ笠木交換 費用は?
笠木1m当たりの費用は1万円から5万円程度が相場です。交換する範囲や素材によって大きく変動します。
例)交換したい笠木の場所(ベランダ・バルコニー・階段など)、交換したい笠木の範囲、笠木の素材、建物の構造、建物の築年数など
笠木交換の費用は様々な要因によって変動します。正確な費用を知りたい場合は複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。
笠木工事で考えられる追加費用
- 下地の補修費用・・・笠木を取り外した時に補修箇所が見つかる場合があります
- 外壁の補修費用・・・笠木と接している部分の外壁が損傷している場合も考えられます
- 周辺部分の工事費用・・・笠木交換に伴い周辺部分の塗装が必要になる場合もあります
- その他の費用・・・古い笠木の処分費用や運搬費なども費用がかかる場合もあります
施工前に建物の状態を調査しておかないと追加費用が発生する可能性が出てきます。
追加費用を避けるためにも、複数の業者に見積もりを依頼したり、工事前の現地調査をしっかり行いましょう。また、工事業者とは契約内容をしっかりと確認することも重要です。
笠木工事にかかる日数は?
笠木の交換範囲が広いほど工期は長くなります。また使う素材によって、加工や取り付けに時間がかかる場合があるため工期は変動します。
また、既存の笠木が腐食していたり、外壁との密着が弱くなっていたりする場合も時間がかかることがあります。
町田市にお住まいのA様邸の笠木交換を例にあげます。
このように、手すり周りのサビている部分に雨水がたまっていたようです。
板金笠木の繋ぎ手摺回りにの隙間から、雨水が入り腐食しておりました。
幸いな事にベランダ床の垂木までは腐食していなかった為補修工事で改善する事ができます。水は数ミリの隙間でも侵入してしまうので要注意です。
笠木工事で足場は必要か?
笠木工事で足場が必要かどうかは一概に断言できません。工事の規模や場所、建物の構造などを総合的に判断し、安全かつ効率的に作業を進めるために判断されます。
ベランダやバルコニーなど地上から高い位置にある笠木の交換は、安全確保のため足場が必要になるため、外壁塗装や屋根のリフォームなども一緒に行うとよいでしょう。
笠木工事で保証はあるのか?
1.法律による保証
新築住宅の場合、10年間の瑕疵担保責任が法律で定められているため、住宅を新築してから10年間は修理や賠償を求めることができます。
※リフォームの場合は瑕疵担保責任は適用されません。民法で1年間の保証期間が定められていますが、1年を超えると法的な保証はありません。
2.メーカー保証
製造したメーカーによる保証です。メーカーによって期間は差があるので確認しましょう。
※ビニフレーム工業の公式サイトによると、「ビニフレームブランドで販売している製品は施工者よりの引き渡し日から二年間」と記載されています。
3.施工保証
工事を請け負う施工会社が独自に定める保証です。
屋根のリフォームの場合、工事会社に施工を直接依頼するケースが増えているので、保証の内容について書面で確認することが大切です。
コネクトハートの施工実績
町田市にお住まいのS様の施工実績・お客様アンケートです。
バルコニー手摺を木材で作ったということですが、だいぶ腐食が進んでいる状態でした。しかも、柱笠木回りから雨水が入り、リビングの天井に雨漏りしているため早急な対策が必要です。
木材で作ってしまっても、雨漏りやシロアリなどの可能性が出てしまうのでアルミの手すり、アルミの笠木に交換することにしました。
before
after
施工後のお客様アンケートはこちらからどうぞ。
弊社では様々なリフォームを手掛けており、施工事例も豊富にご覧いただけます。
また、Instagramでも施工実績を見ることができるのでそちらもどうぞ。
ベランダ笠木・アルミ笠木交換工事はコネクトハートでは施工実績も多い工事です。ベランダや、バルコニーのメンテナンスをご検討中の方はご相談ください。
工事をご検討される際の参考になれば幸いです。何かご不明点やご質問などあれば、電話やメール・LINEでお問い合わせください。