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■アスベスト含有屋根材って?

町田市・相模原市、地域密着型の屋根工事専門店株式会社コネクトハート『GOTOです』

アスベストって聞くと、発がん性や中皮腫など健康被害のイメージがとうしてもあります。ニュースでも再三大きく取り上げられてきた歴史がありますから、なんとなく怖い…といったイメージを抱いてしまっている方も多いと思います。ましてやご自宅の屋根材にアスベストが含まれているかも?となれば…

・お家の屋根がアスベストを含有しているかの見分け方
1970年代から繰り返し指摘されてきたアスベストの危険性。多くの方がその危険性を察知しており、建物のさまざまな部分に用いられてきたこともご存知だと思います。現在は、公共の建物の場合アスベストが使用された部分の封じ込めや撤去などの対策が進んでいます。その一方で対策が進んでいないとされているのが個人の所有する建物です。現在のお家で最も普及しているスレート屋根材(カラーベスト・コロニアル)ですが、2004年以前に建てられた建物でこの屋根材という場合、大半はアスベストが含有されています。石綿を1%以上含む製品の出荷が原則禁止なったのは2004年で、これ以降はアスベスト含有の建材が流通することはほぼなくなりました。
2004年以降に建設されたお家ではアスベスト含有の建築資材が使われていないということです。心配な方に申し上げますと、アスベストに対する規制は2004年以降にも2006年と2012年に行われています。しかし、これらは主に工場で使用される配管のパッキン類に関するもので、2013年には代替技術が確立しています。そのため、現在では不安に思うことは無用です。

・アスベスト含有の屋根材だった場合の解決情報
実際の問題としてお家がスレート屋根であり、それが2004年以前に建てられたものであれば、屋根材にアスベストが含まれていることは確実です(一部を除く)。アスベスト含有の屋根材の場合、どういった方法を取るのが適切なのでしょうか。「危険」といった前面に押し出されている事実だけでなく、正しい知識を学び、最善の行動をしてください。

まずは知っておきましょう!極端に劣化しない限りはほぼ無害という事実!

アスベストというとその危険性ばかりがクローズアップされていますが、実は危険な施工例というのはかなり限定されています。アスベストは禁止されるまで、実にさまざまなものに使用されてきました。その中で最も危険とされているのが、最も飛散しやすいレベル1に分類される室内の天井や壁への吹き付けです。室内ですから、アスベストの濃度は必然的に濃くなりますし、呼吸によって吸い込んでしまう可能性も高いのです。アスベスト含有屋根材の飛散レベルは3に分類されています。屋根材としてスレートなどに使用されているアスベストはセメントに混ぜ込まれて固定されていますから、最も飛散しにくいレベル3に分類されます。破砕や極端な劣化がない限り、飛散することはありえないのです。よって、そのままにしておいても問題ないことがほとんどなのです。アスベスト含有の屋根材は技術の進んだ現在のスレート屋根と比べても、遜色のない耐久性を持っているといわれています。経過を見守るというのも一つの手なのです。

アスベストが含有されていても、その被害が起こりづらいスレート屋根ですが、その危険性を完全になくすには屋根リフォームをしてしまうのが一番です。その場合、アスベストが含有されている屋根材を完全に撤去してしまう屋根葺き替えか、アスベスト含有の屋根材を覆ってしまう屋根カバー工法が選択肢になります。

屋根葺き替え工事は
安全性…完全に撤去するので安心〇
工期…廃材撤去などで、カバー工法より工期は長い△
コスト…廃材処理、解体、撤去費用がかかり工期も長いため高くなす△

屋根カバー工法は
安全性…屋根材を新しい屋根材で覆う為、安心ではあるが問題を先送りに△
工期…廃材撤去などない為、工期は短い〇
コスト…廃材撤去費がかからず、工期も短いので安くすむが、後のメンテナンスでアスベスト含有の屋根材処分に費用がかかる△

解体するにしてもアスベストが含有されている屋根材が残っている場合は解体・撤去に高額な費用がかかります。現在のような生活が続けば続くほど、環境負荷は高まっていくのですから、その頃には今よりも廃材処理費が高くなっていてもおかしくないのです。いろいろなライフプランを考えた上で最適な選択をしましょう。

※令和4年4月1日より、建築物等の解体・改修工事を行う施工業者は、大気汚染防止法に基づき石綿(アスベスト)含有建材有無の事前調査結果を都道府県等に報告することが義務づけられています。基準に則った正しい調査・報告を実施しております。

◇お家のことならどのようなことでもお気軽にご相談ください。

 

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